当社は、これまでの安全・環境への取組みをステップアップさせて、2030年までに取り組むべき社会課題として、2015年9月の国連サミットで採択された「持続可能な開発目標」(SDGs)の達成に向けての取組みと連携して進めていくものとし、サステナビリティの分野でも貢献してまいります。
安全への取組みに関しては「輸送の安全確保が最も重要である」という意識を徹底させ、全従業者が「安全は一日してならず」「そもそも安全は存在しない。常に存在するのは危険である」との認識をもち、わが社の根幹として積極的に取組んでいます。
安全教育の充実・指導はもとより、デジタルタコグラフ・ドライブレコーダーといった車両設備機器を全運転車両に導入しています。
また、全日本トラック協会が行う貨物自動車事業安全性評価事業のGマーク認定(安全優良事業所認定証)を取得し、各地区でトラック協会等から表彰も受けています。
環境への取組みに関しては「モーダルシフトのパイオニア」として当社は長年にわたりモーダルシフトを推進し、事業活動における環境負荷削減の意識を高める方針を掲げております。海上輸送では2010年から「エコシップ・モーダルシフトの優秀事業者」の認定を受けていますが、
地球環境に配慮したその評価が近年ますます高まっています。また、東京港・京浜・新潟の各営業所は「グリーン経営認証」登録をしており、そのうち都内2つの営業所は永年登録事業所表彰を受けました。
さらに2020年からは環境省の掲げる国民運動『COOL CHOICE』に賛同し、全従業者でCO2など温室効果ガスの排出量削減、脱炭素社会づくりに貢献する「賢い選択」をしていこうという意識と取組みを進めています。
Gマークの認定(貨物自動車運送事業安全性評価事業)
輸送の安全性が高いトラック運送事業者を選ぶための目安で、2003年(平成15年)から国土交通省が推進する「安全性優良事業所」の認定制度です。貨物自動車運送の秩序の確立のために指定した機関(全日本トラック協会)内の
安全性評価委員会において、38の評価項目を設定し、安全の確保に積極的に取り組んでいる事業所が認定されます。当社では2004年(平成16年)度に東京港営業所で取得したあと、全営業所に認証取得の展開を広げており、
10年以上の認定取得に対する地方運輸支局長表彰を近年では北海道、神戸で受けております。
働きやすい職場認証制度(運転者職場環境良好度認証制度)
職場環境改善に向けた取組みを「見える化」し、自動車運送事業者の人材確保等の取組みを後押しすることを目的とし、国土交通省が自動車運送事業の働き方改革の実現に向けた政府行動計画の総合的
取組みの一環として定めた制度で、当社は、全営業所で2023年(令和5年)度から2つ星認定を受けています。
エコシップマーク認定制度
環境負担の少ない海上貨物輸送を一定水準以上利用してCO2削減に取り組んだ物流事業者、荷主をエコシップ・モーダルシフト事業実行委員会が選定して送られる制度で、
当社は2010年(平成22年)度から海上貨物輸送におけるエコシップ・モーダルシフト優良事業者として認定を受けています。
グリーン経営認証 (環境負荷の少ない事業運営)
グリーン経営は、運輸業界における環境負荷の低減につなげていくため、交通エコロジー・モビリティ財団がグリーン経営推進マニュアルに基づく事業者の
環境保全・改善の努力を客観的に証明し、審査の上認証・登録を行う制度で、取組みの目標設定とその評価が容易になり、自主的で継続的な活動を行うことができるものです。
当社は2004年(平成16年)からトラック運送事業において東京港営業所、京浜営業所で認証登録しており、10年継続の永年登録事業所表彰を受けてゴールドステッカーが授与されています。
また、新しく倉庫業でも新潟営業所で2019年(平成31年)に認証登録をいたしました。
クールチョイス
「COOL CHOICE」は、2015年(平成27年)に政府・環境省が提唱した国民運動で、CO2などの温室効果ガスの排出量削減によってカーボンニュートラル、脱炭素社会の実現を目指した社会づくりに貢献する
「製品への買換え」「サービスの利用」「ライフスタイルの選択」など、地球温暖化対策に資するあらゆる「賢い選択」をしていこうという取組みです。
当社は2020年(令和2年)4月から賛同の登録をして、ゼロカーボンアクション30に取り組んでいます。